「007/ジェームズ・ボンド・シリーズ」の主題歌一覧

「007」シリーズは、ジェームズ・ボンドを主人公とするスパイ映画で知られています。これらの映画は、その特徴的なオープニング・クレジットとともに、毎回異なるアーティストによる主題歌で彩られています。主題歌は各作品の雰囲気やテーマ性を表現し、映画の魅力を一層引き立てています。

例えば、アデルが歌った「Skyfall」は、2012年の映画『007 スカイフォール』の主題歌として広く知られ、アデルの深い歌声とクラシカルなアレンジが映画の雰囲気に見事にマッチしました。同様に、サム・スミスが歌った「Writing’s on the Wall」は、2015年の『007 スペクター』の主題歌として採用され、独自の感性と繊細なメロディが映画に深みを加えました。

これらの主題歌は、映画ファンや音楽ファンにとって、007シリーズの不可欠な要素となっています。

007歴代主題歌
まとめ

007歴代主題歌

「007 ドクター・ノオ」/”James Bond Theme”

「James Bond Theme」は、1962年に公開された初のJames Bond映画「ドクター・ノオ」のために作曲された楽曲で、以後、007シリーズの象徴的なテーマ音楽となりました。モンティ・ノーマンによって作曲され、モンティ・ノーマン・オーケストラによって演奏されました。

この楽曲は、冷酷でスタイリッシュなスパイ活動や危険なミッションを思わせる独特のサウンドで知られています。ドラム、ギター、トランペット、サックスなどの要素が複雑に組み合わさり、ジャズとロックの融合を感じさせるスリリングなメロディが特徴です。また、この楽曲はオープニング・クレジットや映画内のアクションシーンなどで幅広く使用され、007の冒険を彩る不可欠な要素となっています。

「James Bond Theme」は、その洗練されたメロディと独特な音楽アレンジにより、映画音楽の歴史において永遠の名曲とされ、007シリーズのファンにとっても欠かせない存在となりました。
　

「007 ロシアより愛をこめて」/”From Russia with Love”

「From Russia with Love」は、1963年に公開されたJames Bond映画の同名の作品の主題歌です。この曲は、英国の作曲家であるJohn Barryが作曲し、歌手のMatt Monroが歌唱しています。

「From Russia with Love」の歌詞は、映画の冒険的なテーマにぴったりと合ったもので、愛とスパイの世界を描いています。歌詞は、ロシアからの愛と危険な駆け引き、そしてJames Bondが巻き込まれる緊迫感ある状況を歌っています。

Matt Monroの温かく力強い歌声が、この曲に深みと感情を加えており、007シリーズの音楽の中でも特に印象的な一曲となっています。映画自体も成功を収め、この楽曲は007のサウンドトラックの中で重要な位置を占めています。
　

「007 ゴールドフィンガー」/”Goldfinger”

「Goldfinger」は、1964年に公開されたJames Bond映画の同名の作品の主題歌です。この曲は、作曲家のJohn Barryと歌手のShirley Basseyによって演奏されました。

「Goldfinger」は、映画の中で金塊を盗む悪役ゴルドフィンガーに焦点を当てたもので、物語の緊迫感とドラマを表現しています。Shirley Basseyの力強く情熱的な歌声が、この曲に特有のスリリングな雰囲気を加えています。

この曲は、James Bondの歴史においてもっとも有名で成功した主題歌の一つとされています。シャーリー・バッシーの歌唱力と、John Barryが生み出す独特のスパイ感が絶妙に融合し、007シリーズの音楽の中でもクラシックな位置を占めています。
　

「007 サンダーボール作戦」/”Thunderball”

「Thunderball」は、1965年に公開されたJames Bond映画の同名の作品の主題歌です。この曲は、トム・ジョーンズ（Tom Jones）が歌い、ジョン・バリー（John Barry）が作曲しました。

「Thunderball」は、映画の冒頭でジェームズ・ボンドがスキューバダイビングするシーンなど、アクションとスリルに満ちた要素を反映しています。トム・ジョーンズのパワフルで情熱的な歌声が、物語の緊迫感と冒険心を引き立てています。

この曲は、007シリーズの中でも有名で、その後のJames Bondのテーマソングに影響を与えた重要な楽曲となっています。
　

「007は二度死ぬ」/”You Only Live Twice”

「You Only Live Twice」は、1967年のJames Bond映画『007は二度死ぬ』の主題歌です。この曲は、ナンシー・シナトラ（Nancy Sinatra）が歌唱し、ジョン・バリー（John Barry）が作曲しました。

「You Only Live Twice」は、日本を舞台にした映画で、エキゾチックで神秘的な雰囲気を持つ楽曲です。ナンシー・シナトラの優雅で幻想的な歌声が、映画の情緒と物語の舞台設定に合わせています。歌詞も冒険心と愛の要素を含んでおり、007シリーズの中で愛される一曲となっています。
　

「女王陛下の007」/”We Have All the Time in the World”

「We Have All the Time in the World」は、1969年の映画『007 女王陛下の007』の主題歌で、ルイ・アームストロング（Louis Armstrong）が歌いました。この曲は、ユアン・アーマー（John Barry）が作曲し、ハル・デヴィッド（Hal David）が作詞しました。

アームストロングの深みのある歌声が、このバラードに感動的な雰囲気を与えています。歌詞は愛と時間についてのテーマで、映画の中でジェームズ・ボンドとトレイシー・ディア・ヴィンチ（Tracy di Vicenzo）のロマンスの一瞬を切り取ります。 “We Have All the Time in the World”は、映画音楽の中でもクラシックな名曲として親しまれています。
　

「007 ダイヤモンドは永遠に」/”Diamonds Are Forever”

「Diamonds Are Forever」は、1971年の映画『007 ダイヤモンドは永遠に』の主題歌で、シャーリー・バッシー（Shirley Bassey）が歌いました。この曲は、ジョン・バリー（John Barry）が作曲し、ドン・ブラック（Don Black）が作詞しました。

シャーリー・バッシーの力強いヴォーカルが特徴的で、彼女の歌声がジェームズ・ボンド映画のサウンドトラックにおいて何度も登場しました。”Diamonds Are Forever”は、映画の中でダイヤモンドと冷酷な陰謀に満ちた物語にふさわしい、洗練された雰囲気を持っています。
　

「007 死ぬのは奴らだ」/”Live and Let Die”

「Live and Let Die」は、1973年の映画『007 死ぬのは奴らだ』の主題歌で、ポール・マッカートニーとウイングスが演奏しました。この曲は、映画の冒頭でジェームズ・ボンドがカジノでプレイする場面から始まり、物語の中で重要なシーンで使われています。

ポール・マッカートニーのロックなサウンドと力強いメロディ、そして歌詞の緻密な構築が、この曲を一際印象的なものにしています。ジェームズ・ボンドシリーズにおいても、その特異で迫力のあるサウンドは記憶に残るものとなりました。
　

「黄金銃を持つ男」/“The Man with the Golden Gun”

「The Man with the Golden Gun」は、1974年の映画『007 黄金銃を持つ男』の主題歌で、ルル（Lulu）が歌唱しました。ジョン・バリーが作曲し、デヴィッド・アーノルドが編曲したこの曲は、ジェームズ・ボンドの映画音楽として知られています。

ルルの力強いヴォーカルと、バリーが手掛けたエキゾチックな楽曲は、007シリーズに特有のスリリングな雰囲気を醸し出しています。映画のテーマに応じた歌詞と洗練されたアレンジが、この曲をボンド映画の音楽の名作として際立たせています。
　

「007 私を愛したスパイ」/”Nobody Does It Better”

「Nobody Does It Better」は、1977年の映画『007 私を愛したスパイ』（The Spy Who Loved Me）の主題歌で、カーリー・サイモン（Carly Simon）が歌唱しました。マーヴィン・ハムリッシュ（Marvin Hamlisch）が作曲し、カーリー・サイモンとハムリッシュ自身が歌詞を手掛けました。

この曲は、ジェームズ・ボンド映画の中でも特に評価が高く、メロディアスで感情豊かなバラードとして知られています。カーリー・サイモンの切ない歌声と、映画のロマンチックな雰囲気にマッチした歌詞が、007シリーズにおける名曲とされています。
　

「007 ムーンレイカー」/”Moonraker”

「Moonraker」は、1979年のジェームズ・ボンド映画『007 ムーンレイカー』の主題歌で、シャーリー・バッシー（Shirley Bassey）が歌唱しました。作曲はジョン・バリー（John Barry）、歌詞はハル・デヴィッド（Hal David）が手掛けました。

この曲は、力強く情熱的な歌唱と、バリーの洗練された作曲が特徴です。シャーリー・バッシーはこれが3度目のボンド主題歌で、前作同様に素晴らしい歌唱力で映画に深みを与えています。 “Moonraker”は、宇宙空間を舞台にした映画のテーマにふさわしい壮大で感動的な楽曲となっています。
　

「007 ユア・アイズ・オンリー」/”For Your Eyes Only”

「For Your Eyes Only」は、1981年のジェームズ・ボンド映画『007 ユア・アイズ・オンリー』の主題歌で、シーナ・イーストン（Sheena Easton）が歌唱しました。作曲はビル・コンティ（Bill Conti）、歌詞はマイケル・リー（Michael Leeson）とリンダ・トンプソン（Linda Thompson）が手がけました。

この曲は、シーナ・イーストンが映画史上初めてオープニング・クレジットで歌うボンド主題歌として知られています。歌詞は恋愛と冒険をテーマにしており、しっとりとしたバラードの雰囲気が魅力です。 “For Your Eyes Only”は、シーナ・イーストンの透明感ある歌声と、繊細で情熱的なメロディが組み合わさり、ボンド映画の中で記憶に残る主題歌の一つとなりました。
　

「007 オクトパシー」/”All Time High”

All Time High」は、1983年のジェームズ・ボンド映画『007 オクトパシー』の主題歌で、リタ・クーリッジ（Rita Coolidge）が歌唱しました。作曲はジョン・バリー（John Barry）、歌詞はティム・ライス（Tim Rice）が手がけました。

この曲は、美しいメロディとリタ・クーリッジの力強い歌声が特徴で、映画のタイトルにふさわしいエレガントな雰囲気を醸し出しています。歌詞は愛と冒険の要素が織り交ぜられており、ジェームズ・ボンド映画のトラディションに合ったスムーズなサウンドが楽しめます。 “All Time High”は、ボンド映画ファンの間で愛され、映画の中での使われ方も注目されました。
　

「007 美しき獲物たち」/”A View To A Kill”

「A View to a Kill」は、1985年の映画『007 美しき獲物たち』の主題歌で、デュラン・デュラン（Duran Duran）が担当しました。この曲は、007シリーズの中でも特に成功した主題歌の一つで、全英シングルチャートで1位を獲得し、アメリカのBillboard Hot 100でも2位にランクインしました。

デュラン・デュランのエレガントで洗練されたポップサウンドが、映画の雰囲気にぴったりとマッチし、ジェームズ・ボンドシリーズに新しいエネルギーをもたらしました。 “A View to a Kill”は、映画音楽としてだけでなく、バンドのキャリアにおいても重要な位置を占めています。
　

「007 リビング・デイライツ」/”The Living Daylights”

「The Living Daylights」は、1987年の映画『007 リビング・デイライツ』の主題歌で、ノルウェーのバンド、アハ（a-ha）が歌唱しました。この曲は、映画の冒頭で劇的なシーンとともに使用され、ジェームズ・ボンド映画の伝統的なスリリングな要素を保ちつつ、新たなポップな要素を導入しました。

アハの特有のサウンドと、モーテン・ハルケット（Morten Harket）の独特のヴォーカルが、映画に独自の雰囲気をもたらしています。この曲は、映画音楽としてだけでなく、アハの代表曲としても知られています。
　

「007 消されたライセンス」/”Licence To Kill”

「Licence To Kill」は、1989年の映画『007 消されたライセンス』の主題歌で、グラディス・ナイト（Gladys Knight）が歌唱しました。この曲は、映画のストーリーと密接に結びついており、主人公のジェームズ・ボンドが復讐と正義のために行動する姿勢を反映しています。

ナイトの力強いヴォーカルが印象的であり、映画の雰囲気に合わせつつ、感情豊かな歌唱が聴衆を引き込みます。また、ジェームズ・ボンドのテーマを踏まえつつ、ソウルやR&Bの要素が取り入れられています。
　

「007 ゴールデンアイ」/”GoldenEye”

「GoldenEye」は、1995年の映画『007 ゴールデンアイ』の主題歌で、ティナ・ターナー（Tina Turner）が歌唱しました。この曲は、映画のタイトル同様に「黄金の目」をテーマにしており、スリリングかつ力強い演奏と、ターナーの迫力あるヴォーカルが特徴です。

曲はジェームズ・ボンド映画のトラディションに則りながら、ロックとダンスのエッセンスを取り入れ、007の冒険的な雰囲気を表現しています。ティナ・ターナーの歌唱力が曲全体に力を与え、映画とのシンクロ感を高めています。
　

「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」/”Tomorrow Never Dies”

「Tomorrow Never Dies」は、1997年の映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』の主題歌で、シュティング（Sting）が歌唱しました。この曲は、映画のテーマに合わせてスパイ感やロマンスを表現したもので、歌詞は愛と危険、秘密の要素を含んでいます。

シュティングの独特で深みのある声と、トム・ジョーンズ風のスパイ映画の雰囲気が合わさり、ジェームズ・ボンド映画らしい情熱的で洗練された雰囲気を醸し出しています。
　

「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」/”The World Is Not Enough”

「The World Is Not Enough」は、1999年の映画『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』の主題歌で、ガービー・スパイス（Melanie C）が歌唱しました。この曲は、映画のテーマに合わせて冒険とロマンスを描いており、歌詞は愛と欲望についてのテーマを取り上げています。

曲はガービー・スパイスの力強いヴォーカルと、映画の緊張感を反映したメロディで特徴づけられています。ジェームズ・ボンド映画らしいエレガントで洗練された雰囲気が漂い、007シリーズの主題歌としての期待に応えた一曲です。
　

「007 ダイ・アナザー・デイ」/”Die Another Day”

「Die Another Day」は、マドンナが歌う、2002年の映画『007 ダイ・アナザー・デイ』の主題歌です。マドンナは、この曲のために歌詞とヴォーカルを提供し、ミランダ・プレイソンが音楽を担当しました。

この曲は、エレクトロポップとダンスポップの要素を組み合わせた特徴的なサウンドで知られています。歌詞は、映画のテーマに合わせて戦いと復讐に焦点を当て、物語性が豊かです。「Die Another Day」は、マドンナの個性的なアートistryと、007シリーズに相応しい洗練された音楽の融合として覚えられています。
　

「007 カジノ・ロワイヤル」/”You Know My Name”

「You Know My Name」は、クリス・コーネルが歌う、2006年の映画『007 カジノ・ロワイヤル』の主題歌です。クリス・コーネルは、この曲のために歌詞とヴォーカルを提供し、デヴィッド・アーノルドが音楽を担当しました。

この曲は、他の007の主題歌とは一線を画すロック調のアプローチで知られています。クリス・コーネルの力強いヴォーカルが印象的で、アクション満載の映画に相応しいエネルギッシュなサウンドが特徴です。歌詞の中には、主人公ジェームズ・ボンドの名前が含まれ、物語性を醸し出しています。
　

「007 慰めの報酬」/“Another Way to Die”

「Another Way to Die」は、ジャック・ホワイトとアリシア・キーズが歌う、2008年の映画『007 慰めの報酬』の主題歌です。この曲は、ジャック・ホワイトが作詞・作曲し、ホワイトとアリシア・キーズがデュエットしています。

「Another Way to Die」は、従来の007の主題歌とは異なり、ロックとソウルの要素を組み合わせた斬新なサウンドが特徴です。ジャック・ホワイトのギターとヴォーカル、アリシア・キーズの力強い歌唱が印象的で、独創的で力強い007のテーマを表現しています。歌詞も物語の要素を取り入れており、映画とのシンクロ感が感じられる一曲です。
　

「007 スカイフォール」/”Skyfall”

「Skyfall」は、アデルが歌う2012年の映画「007 スカイフォール」の主題歌です。この曲は、アデルとパウル・エプワースが共同で作詞・作曲し、アデルが歌唱しています。

「Skyfall」は、007シリーズにおける名曲として広く評価され、アデルの深い感情豊かな歌唱とエレガントなメロディが特徴です。歌詞は暗く神秘的であり、映画のテーマにぴったりと合った曲となっています。アデルの力強いボーカルと壮大なオーケストラのアレンジが相まって、聴衆を引き込む力があります。
　

「007 スペクター」/”Writing’s on the Wall”

「Writing’s on the Wall」は、サム・スミスが歌う2015年の映画「007 スペクター」の主題歌です。この曲は、サム・スミスとジミー・ネイプスが共同で作詞・作曲し、スミスが歌唱しています。

「Writing’s on the Wall」は、007シリーズの伝統に則りながらも、スミスの感性と独自の音楽性が融合した作品となっています。歌詞は愛と喪失、孤独に焦点を当て、スミスの力強いボーカルが曲全体に深みを与えています。映画の幕開けやクライマックスなどで使用され、映画と音楽が見事に調和しています。
　